『Hatsuboshi IDOL FESTIVAL』
それは、初星学園で一番のアイドルを決める祭典。
アイドルたちが頂点を背目指し、競い合う大会。
厳しい条件を満たし本戦へと選抜された生徒たちは、
大講堂でライブを行い、
ソロ部門とユニット部門の優勝者を決定します。
そして最後に、
大会最優秀のアイドル1名を選ぶ投票が行われ──
一番星が誕生するんです!
この3人でユニットを組んで⋯⋯?
『H.I.F』の優勝を目指すぅ〜〜〜〜〜!?
はい。この3人なら、それができると思います。
プロデューサー⋯⋯ふざけているんですか⋯⋯!
私が⋯⋯っ⋯⋯ユニットなんて、組むわけない!
絶対にイヤ! お断りです!
こっちだってお断りよ!
あなたたちが誰だか知らないけど、
このわたしは、入学試験で首席だったのよっ!
わたしは、ここに、勝つためにきたの!
足手まといなんていらないわ!
井の中の蛙。
は、はあ!?
今年から入学した未経験者の中で
1位を取ったからって、それがなに?
なんの自慢にもならないのに、こっけいだね。
なっ⋯⋯なんっですってぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
はいっ、そこまでぇ〜〜〜〜〜〜っ♪
ふたりとも! 喧嘩はやめなよ〜!
アイドルがしちゃダメな顔になってるよ〜!
うっ⋯⋯
⋯⋯⋯⋯ふん。
とにかく〜ッ!
わたしはユニットを組むなんて絶対イヤ!
プロデューサー! わたしをプロデュースしたいなら、
心を入れ替えて謝りにきなさい!
じゃなきゃ、この話はナシだからね!
⋯⋯プロデューサーは、当然、私を選ぶでしょ?
これ以上、期待を裏切らないで。
コワ〜⋯⋯
ふたりとも怒って出ていっちゃいましたけどぉ⋯⋯
どします? プロデューサぁ~?
藤田さんは、方針に不満はないのですか?
ユニット組む〜って件です? う〜ん。
しょーじき、エラそーでめんどいやつらだナ〜、
とは思いましたけどぉ。
入学試験首席の新入生にぃ、元エリートの歌姫サマ!
ふたりとも、実力は確かですもん。
願ってもない〜って感じです。
⋯⋯ん〜、でも。
さっきの様子だと無理っぽくないですかぁ?
相性ちょー最悪でしたよぉ、あのふたり。
なのでぇ────⋯⋯⋯⋯どします?
説得しましょう。
あ、やっぱりそーなるんだ。
もちろん。諦めるつもりはありません。
なにせあなた方は、相性最高の3人です。
うまくいくと信じていますよ。
(目ぇ腐ってんじゃねーの?)
(ぐぬぬ⋯⋯でも、あたしは⋯⋯)
(このプロデューサーに人生賭けるって決めたんだ)
(なんだってやってやるよ、ちくしょ〜〜!)
よぉ〜〜〜〜〜〜〜っし!
ふたりの説得、ガンバりましょーね!プロデューサー♪