学マスデータベース

第4話

ナレーター

『Hatsuboshi IDOL FESTIVAL』

ナレーター

それは、初星学園で一番のアイドルを決める祭典。

ナレーター

アイドルたちが頂点を背目指し、競い合う大会。

ナレーター

厳しい条件を満たし本戦へと選抜された生徒たちは、

ナレーター

大講堂でライブを行い、

ナレーター

ソロ部門とユニット部門の優勝者を決定します。

ナレーター

そして最後に、

ナレーター

大会最優秀のアイドル1名を選ぶ投票が行われ──

ナレーター

一番星プリマステラが誕生するんです!

花海咲季

この3人でユニットを組んで⋯⋯?

藤田ことね

『H.I.F』の優勝を目指すぅ〜〜〜〜〜!?

プロデューサー

はい。この3人なら、それができると思います。

月村手毬

プロデューサー⋯⋯ふざけているんですか⋯⋯!

月村手毬

私が⋯⋯っ⋯⋯ユニットなんて、組むわけない!

月村手毬

絶対にイヤ! お断りです!

花海咲季

こっちだってお断りよ!

花海咲季

あなたたちが誰だか知らないけど、

花海咲季

このわたしは、入学試験で首席だったのよっ!

花海咲季

わたしは、ここに、勝つためにきたの!

花海咲季

足手まといなんていらないわ!

月村手毬

井の中の蛙。

花海咲季

は、はあ!?

月村手毬

今年から入学した未経験者の中で

月村手毬

1位を取ったからって、それがなに?

月村手毬

なんの自慢にもならないのに、こっけいだね。

花海咲季

なっ⋯⋯なんっですってぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!

藤田ことね

はいっ、そこまでぇ〜〜〜〜〜〜っ♪

藤田ことね

ふたりとも! 喧嘩はやめなよ〜!

藤田ことね

アイドルがしちゃダメな顔になってるよ〜!

花海咲季

うっ⋯⋯

月村手毬

⋯⋯⋯⋯ふん。

花海咲季

とにかく〜ッ!

花海咲季

わたしはユニットを組むなんて絶対イヤ!

花海咲季

プロデューサー! わたしをプロデュースしたいなら、

花海咲季

心を入れ替えて謝りにきなさい!

花海咲季

じゃなきゃ、この話はナシだからね!

月村手毬

⋯⋯プロデューサーは、当然、私を選ぶでしょ?

月村手毬

これ以上、期待を裏切らないで。

藤田ことね

コワ〜⋯⋯

藤田ことね

ふたりとも怒って出ていっちゃいましたけどぉ⋯⋯

藤田ことね

どします? プロデューサぁ~?

プロデューサー

藤田さんは、方針に不満はないのですか?

藤田ことね

ユニット組む〜って件です? う〜ん。

藤田ことね

しょーじき、エラそーでめんどいやつらだナ〜、

藤田ことね

とは思いましたけどぉ。

藤田ことね

入学試験首席の新入生にぃ、元エリートの歌姫サマ!

藤田ことね

ふたりとも、実力は確かですもん。

藤田ことね

願ってもない〜って感じです。

藤田ことね

⋯⋯ん〜、でも。

藤田ことね

さっきの様子だと無理っぽくないですかぁ?

藤田ことね

相性ちょー最悪でしたよぉ、あのふたり。

藤田ことね

なのでぇ────⋯⋯⋯⋯どします?

プロデューサー

説得しましょう。

藤田ことね

あ、やっぱりそーなるんだ。

プロデューサー

もちろん。諦めるつもりはありません。

プロデューサー

なにせあなた方は、相性最高の3人です。

プロデューサー

うまくいくと信じていますよ。

藤田ことね

(目ぇ腐ってんじゃねーの?)

藤田ことね

(ぐぬぬ⋯⋯でも、あたしは⋯⋯)

藤田ことね

(このプロデューサーに人生賭けるって決めたんだ)

藤田ことね

(なんだってやってやるよ、ちくしょ〜〜!)

藤田ことね

よぉ〜〜〜〜〜〜〜っし!

藤田ことね

ふたりの説得、ガンバりましょーね!プロデューサー♪

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